管理人ネイトの理念。汎用旋盤を覚えるのにセンスはいらない。きちんとした手順を知れば誰でも使えるようになる。

こんにちは、ネイトです。

 

僕は高卒で金属加工の会社に就職してから、

20年ほど汎用旋盤を使ってモノづくりの仕事をしています。

 

僕の経歴として簡単に説明しますと、

 

・技能検定普通旋盤1級を最年少の23歳で合格して都道府県知事賞を受賞。※最年少は当時の受験資格

 

・技能五輪全国大会、技能グランプリの旋盤職種に出場

 

・汎用旋盤の教え子は約30人、全員が技能検定普通旋盤1級、もしくは2級に合格している。(都道府県知事賞受賞者多数)

 

などの実績があります。

 

 

 

 

さらに汎用旋盤を20年以上使っていると言っても、

「自動車関係だけの部品しか経験がない」といった、

 

特定の分野の仕事の経験しかないわけではありません。

 

食品関係、半導体関係、自動車関係、

真空溶接関係、医療関係、宇宙航空関係など

様々な分野の製品加工に加えて、

1mm以下の小さい物から500mmの大径の製品まで、

色々な種類の部品を加工してきました。

 

 

しかし最初から汎用旋盤を使って

加工できたわけではなく、

たくさん加工ミスを経験して、

上司に怒られたりするなど辛い思い、

悔しい思いもたくさんしてきました。

 

 

その経験のおかげで、

汎用旋盤の使い方、加工方法、

不良品を減らす方法に関しては、

何を聞かれても答える事ができます。

 

 

汎用旋盤に関しては、絶対的に詳しい自信があります。

 

 

このサイトでは、

汎用旋盤を使った加工技術、

不良品対策を学ぶことができます。

 

 

汎用旋盤などの金属加工の仕事って、

職人気質的な関係で閉鎖的な環境にあり、

ネットで調べても汎用旋盤を使った加工方法、

不良品対策など詳しい情報は、

ほとんど出てきません。

 

 

最近では当たり前になった、

スローアウェイチップを使って加工する情報は

皆無に等しいです。

 

極まれに情報があったとしても、

数十年前に主流だった、

ロウ付けバイトを使った加工技術の紹介など、

情報が古くてあまり参考にならなかったりします。

 

ネットが発達した現在でも、

これだけ汎用旋盤に関する情報が少ないので、

 

「もっといい情報があったら汎用旋盤を使える人が増えて、モノづくりをやりたい人が増えるのにな~」と強く感じます。

 

 

まぁ僕も人間なので

間違える事はあるかもしれないけど、

その辺の巷の「汎用旋盤を使っていました!」とう人よりかは、

軽く何倍も実績があります。

 

 

汎用旋盤を使った加工技術、

不良品を減らして稼げるようになるためには、

重要なポイントがあります。

 

数年だけ汎用旋盤を使っただけや、

ちょっと治具を作るのに汎用旋盤を使ったくらいの経験で、

汎用旋盤の事を語るのはナンセンスです。

 

 

冒頭でも書きましたが、

僕は20年以上汎用旋盤を使って加工して、

さらに特定の分野の仕事だけでなく、

食品関係、半導体関係、自動車関係、

真空関係、医療関係、宇宙航空関係など、

色々な分野の製品を加工していました。

 

さらに直径1mm以下から500mmの大径まで

様々な形状の部品を加工した経験や、

ステンレス、鉄、アルミなど色々な材質の加工経験もあり、

汎用旋盤に関して詳しい自信があります。

 

冒頭でも紹介しましたが、僕の経歴をより詳しく紹介すると

 

・汎用旋盤を約20年経験

 

・技能検定普通旋盤1級を最年少の23歳で合格して、都道府県知事賞を受賞。※最年少は当時の受験資格

 

・技能五輪全国大会、技能グランプリの旋盤職種に出場

 

・教え子は約30人、全員が技能検定普通旋盤1級、もしくは2級に合格している。(都道府県知事賞受賞者多数)

 

・有名な人工衛星の部品を汎用旋盤で加工。

 

・汎用旋盤だけを使って最高月250万円の売り上げ達成。

 

・汎用旋盤の使い方の指導ができるだけでなく、早く加工して稼ぐ方法、不良品を減らす方法も指導できる。

 

など色々な部品の加工や指導の経験、実績があります。

 

 

だから僕は、どのようにしたら、

汎用旋盤が使えるようになるのか、

どう対策したら不良品を減らして、

早く加工できるようになるか分かるし、

お伝えすることができます。

 

 

・汎用旋盤を覚えたいけど「仕事は見て覚えろ!」と言われて旋盤の使い方を教えてくれない。

 

・バイト、チップの選び方や加工方法を教えてくれない。

 

・汎用旋盤は難しく、使えるようになるにはセンスが必要ではないか?

 

・失敗ばかりして怒られる。どうしたら旋盤での失敗を減らすことができるのか?

 

などなど、汎用旋盤を使っているけど、

このような事で困っている方、

悩んでいる方も多いです。

 

この汎用旋盤の悩みについて、

僕は的確にお答えできます。

 

どの金属加工会社にも絶対にある、

モノづくりの基本である汎用旋盤。

 

金属加工業界は3D金属プリンターの登場、

脱着ロボットによるNC旋盤の自動化などが進んでいますが、

 

すべての工作機械の基本である汎用旋盤が

今後必要なくなることはないでしょう。

 

 

いや、むしろ少子高齢化による後継者不足などにより、

現在でも汎用旋盤工は、

かなり希少価値の高い存在になってきています。

 

 

よって、この汎用旋盤の技術を習得したら、

一生職には困らないでしょう。

 

汎用旋盤を使えるようになり、

仕事が早くなれば、

いい給料をもらえるようになりますし、

生活も楽になります。

 

万が一会社が倒産した際でも、

汎用旋盤が使えることで再就職も有利になり、

精神的にも安定するようになります。

 

 

しかし、きちんとした指導者に

汎用旋盤の使った加工方法、

不良品の対策方法などを教えてもらわないと、

覚えるスピードが遅かったり、

長年経験を積んでも、

間違った方法で覚えてしまい、

時間を無駄にしてしまう可能性が高くなります。

 

僕自身、

今まで汎用旋盤を長年使っているけど、

きちんとした指導されてなくて、

加工条件、加工方法がめちゃくちゃだったり、

失敗ばかりして赤字を出しまくったりする人を、

たくさん見てきました。

 

ただそういう人は

長年汎用旋盤を使っているだけあって、

機械の操作は早い方が多いんですよ。

 

だからきちんとした加工方法や

加工条件を学んだり不良品対策をやると、

不良品も減って一気に仕事が早くなり、

稼げるようになる可能性があるんですね。

 

 

「いや~ほんともったいない、もったいなすぎる。」

 

 

お持ち帰りできるキャバ嬢を

スルーしてしまうくらい、

もったいないんですね(笑)

 

ほんと無意識に

もったいない状態になっている人を、

たくさん見てきました。

 

ここで少し

僕が今までたくさん見てきた、

勿体ない状態になっている人の中で、

特に印象に残った方を紹介します。

 

7年間、技能検定普通旋盤2級に落ち続けていた人

 

今まで、

普通旋盤の技能検定の実技試験会場で、

「きちんとした手順で加工したら、ミスせずに早く加工できるのにもったいないな」

という他の会社の方をたくさん見てきました。

 

 

その中でも特に印象に残っていたのが、

 

「7年間、普通旋盤2級の試験を受けたけど落ちてしまったんですよ」

 

という汎用旋盤を使い始めて

10年くらいになる30代の方でした。

 

 

その方は、

「会社では見て覚えろと言われて全く教えてもらえないし、ネット上に情報もないので独学でやってます」

「給料上がるので、なんとか普通旋盤2級は合格したいんですけどね」

とおっしゃっていました。

 

しかし実際に汎用旋盤を使って、

技能検定の課題を練習しているのを見たら、

 

外径の荒削りをする時の送りが、仕上げ加工の送り早さ(f0,07)で削って、切粉がワークに巻き付いている。

面取りバイトが切れてないので、面取り部分からバリが出ている。

外径溝の入れの時、送りが早すぎてチップをよく折っている。

 

などなど、お世辞にも「普通旋盤2級に合格できますね」

とは言えるレベルではなかったです。

 

「本当に教えてくれる人がいないんだな~」と感じました。

 

実際にその方は、

実技試験で制限時間の3時間30分を超えても

課題を完成できずに、

7回目の挑戦も不合格になっていました。

 

それに対して僕が教えた

約1年汎用旋盤の経験がある弟子は、

汎用旋盤の基礎的な加工法全般に、

加工条件の選択など教えていたおかげで、

1つもミスすることなく課題を完璧に完成させて、

普通旋盤2級に見事合格していました。

 

 

しかし、残念ながら不合格だった他社の方。

 

加工条件や加工手順などはめちゃくちゃで、

試験中に加工方法を考えるなど、

無駄は多かったですが、

長年汎用旋盤を使っているだけあって、

機械の操作などは上手にできていました。

 

なので、

「きちんとした指導者がいて適切な加工条件や作業手順を学べば、すぐに覚えて稼げるようになるのにな」

 

というのが僕が感じた印象でした。

 

 

今回の話は僕が今まで見てきた中の一例ですが、

金属加工業界では、きちんとマニュアル化されている一部の企業を除いて、

「仕事は見て覚えろ、俺もそうだった」と言ったりして、

まともに指導できる人が少ないのが現実です。

 

「見て覚えろ」という教え方も、

相手が「他の人の作業を見て覚えれるレベル」であるなら、

見て覚えさせるというのもアリです。

 

しかし僕からすれば、

他の人が汎用旋盤を使っているのを

見ても理解できないレベルの人に

「見て覚えろ」というのは、指導者の怠慢です。

 

自分の指導力がないのを棚に上げて、

「見て覚えろ」という都合のいい言葉で

片付けているだけです。

 

僕はそのような教え方は絶対に反対です。

 

 

汎用旋盤を使って上手に加工できないのは

「汎用旋盤を使うセンスがない」のではなく、

汎用旋盤を使って加工するのに必要な知識がないだけです。

 

知識がないために、

汎用旋盤を覚える事ができなかったり、

失敗して赤字を出してしまったりして、

稼げなくて損をしていることになります。

 

なので、

きちんとした汎用旋盤を使った加工方法の知識、

失敗しないための作業手順を知ってもらえれば、

汎用旋盤を使った加工が上手にできるようになり、

不良品も出さなくなります。

 

 

汎用旋盤に関する知識、

作業手順さえ覚えてしまえば、

あとは繰り返し復習するだけです。

 

センスなんか関係ないです。

誰でも復習すれば簡単にできるようになります。

 

 

僕は汎用旋盤を20年使ってきた経験がある今だからこそ、

「どのようにしたら汎用旋盤を使って早く加工できるようになるのか」

が分かりますが、

そういう自分も最初から汎用旋盤を使って

失敗せずに早く加工ができて、

稼げたわけではなかったです。

 

 

こんな偉そうなことを言ってますが、

汎用旋盤を使って、同じ失敗を何度も繰り返して赤字を出しまくったり、

失敗したことで上司におこられまくって、他の社員に白い目で見られたりと、

汎用旋盤を使うのが嫌になるくらい、辛い時期もありました。

 

 

ここで一旦ネイトが高卒で就職した会社で、

汎用旋盤見習いだった時代に話を戻します。

 

 

第二章へ続く

 

【第二章】高卒で就職した会社で汎用旋盤の部署に配属、ここから汎用旋盤と長い付き合いが始まる。金属加工に特化した会社に高卒で就職! 僕は工業高校の機械科を卒業後、 70人ほどの金属加工の会社に就職しました。 その会社は、...