こんにちは、ネイトです。
今回は、鉄を削る時に使うことが多い
サーメットのおすすめチップを紹介します。
某メーカーのサーメットは
すぐに面が出なくなったり、欠けてしまうといったように、
同じサーメットでも各メーカーが持っている
母材の種類、質などで性能が変わってきます。
昔、「サーメットならどれも同じでしょ?」と思ってた時期があって、
メーカーを気にせず使ってました。
しかし、メーカー推奨の加工条件で加工しても、
面が汚かったりチップの持ちが悪かったりと、
なかなか鉄を綺麗に加工することができずに
悩んでたんすよ。
「なんでこんなに仕上がり面が汚いんだ?」
「なんですぐにチップが切れなくなるんだ?」と。
しかしある時、同じサーメットでも
メーカーによって性能が違う事を知り、
それから色々なメーカーのサーメットを試して
仕上がり面、耐久性が良いチップを探しました。
そして、個人的にいいと思えるサーメットを
見つける事ができました。
それがこのチップになります。
タンガロイ ネガ G級 正三角形リード形ブレーカ付きインサート 精密仕上げ用 TNGG160404R-W:NS9530 (10個入り)
色々なサーメットを使ってみて、
仕上がり面、耐久性、刃先強度などが
安定してよかったのが、
タンガロイのサーメット。
サーメットの中では、
これが一番使いやすかったですね。
サーメットの特徴として、
最初は刃先が摩耗しやすいです。
超硬チップと違い
母材の硬度が低いのが原因ですが、
削ると超硬母材のチップよりも摩耗が早く、
最初の数個は寸法が安定しません。
しかしある程度使っていくうちに刃先が摩耗しにくくなり、
寸法が安定するようになるんですよ。
そうなってからがサーメットの真骨頂です。
今まで寸法が安定しなかったのが
ウソのように安定するようになり、
鉄でもきれいな仕上がり面がでるようになります。
超硬コーティングのチップの仕上がり面とは違う、
虹のように輝いた面。
綺麗な仕上げ面に思わず見とれてしまいます。
他社のサーメットだと
摩耗してから面が出にくくなったりして、
安定せずに工具寿命を迎える事が多いけど、
タンガロイのは摩耗してからも
安定して面がでやすいですね。
まだ削れるの?っていうくらい安定します。
僕はステンレス加工が多い理由で
仕上げチップは京セラを使うことがほとんどですが、、
サーメットに関しては京セラよりもタンガロイを使っています。
そう言えるくらい、超おすすめのチップです。