こんにちは、ネイトです。
今回は汎用旋盤で加工する時に
簡単な仕事ほど失敗しやすい理由と
その対策について紹介します。
特に寸法公差もない普通公差だけの
簡単な製品を加工する時に
失敗が多くなることってないですか?
加工自体は簡単なのに、
なぜか図面の寸法を見間違ったり、
暗算を間違えたりするなどの
ケアレスミスが原因で
失敗が多くなってしまう。
厳しい寸法公差や複雑な形状など
難しい仕事を加工する時は、
あまり失敗しないのに・・・・・。
僕も見習いだったころに
上記のようなケアレスミスが原因の失敗を
毎日のように繰り返してきました。
汎用旋盤で失敗すると、
失敗までにかかった加工時間が無駄になり、
余計な再製作の時間が発生してしまいます。
その結果、失敗が少ない人よりも、
仕事のスピードが遅くなってしまい、
さらには上司に「仕事が進まんだろうが」などと、
ボロカスに怒られてメンタル的に疲れてしまいます。
しかし図面の見間違えや勘違いなどの
ケアレスミスが原因の失敗は
きちんとした手順さえ知れば
誰でも簡単に減らすことが可能になります。
しかしどのように対策すると、
ケアレスミスが原因の失敗を減らせるのか
分からない方も多いと思います。
そこで今回は、
簡単な仕事で失敗する理由と
ケアレスミスが原因の失敗を減らす
対策を紹介します。
目次
簡単な仕事ほど失敗しやすい理由は、簡単にできる仕事だからと甘く見るから。
簡単な仕事ほど失敗しやすい理由は、
簡単な仕事だからと甘く見て
加工するからですね。
公差の厳しい仕事や材料が高い仕事は、
「失敗しそう、失敗したら損害が高い」という先入観で、
「この仕事は失敗しないように加工しよう」という心理が働きやすく、
簡単な仕事よりも丁寧に
図面をチェックして加工しやすくなります。
特にSUSの直径の大きい高価な材料や、
NAK55などの高価な材料を加工する時に
上司に「材料代が高いぞ~」と言われた時は特に、
「材料代が高くて損害も大きいから絶対失敗できない」
という意識が働いて、慎重に図面を見てから
加工に入ることが多いですね。
しかし、簡単な仕事や材料が安い仕事は、
「こんな仕事すぐできるよ」と思い、
図面をあまり見ずに加工に入ることが
無意識で多くなる傾向にあります。
色々な方を指導するようになって
たくさんの失敗内容を分析してきましたが、
簡単な仕事ほど舐めてかかって
ケアレスミスが原因の失敗をする人が
非常に多かったです。
そのくらい簡単な仕事ほど甘く見てしまい
難しい仕事をするときに必ず行っている
失敗しないための手順を、
無意識で省略して失敗しているんですね。
僕も見習いだったころに、
そのような状態になっていました。
複雑な寸法の図面や
材料が高い製品を加工する時は、
何度も何度も丁寧に
図面の寸法チェックしてから
加工に入っている。
だけど簡単な加工内容の仕事は、
図面の寸法をよく見ずに、
暗算でさっさと計算してから
加工に入ることが多かったですね。
その結果、簡単な仕事内容ほど
図面の寸法見間違いや勘違い、
計算間違いなどのケアレスミスが原因の
しょうもない失敗を繰り返していました。
失敗内容もケアレスミスがほとんどなので、
上司からの印象も非常に悪くなり、
「簡単な仕事もまともに加工できないの?」
「君が居たら仕事の進みが悪いね」と、
毎日のようにボロカスに怒られてきました。
簡単な仕事をたくさん失敗してきたので
怒られるのは仕方ないですが、
当時は会社に行くのが嫌になっていて、
仮病で休もうか迷うくらい辛かったですね。
「なんでこんな簡単なことを間違えるの?」と、
自分でも不思議で仕方なかったです。
しかし汎用旋盤の師匠の指導の下、
きちんと失敗しないための対策を立てたら
一気にケアレスミスの失敗を減らすことが
できるようになったのです。
その対策方法はというと・・・・・
ケアレスミスが原因の失敗を減らす手順を身に付ける
図面の見間違いや寸法の勘違い、
計算間違いなどのケアレスミスが原因の
失敗を減らすための手順を身に付けることです。
難しい仕事や材料が高い仕事の時は、
失敗しないように丁寧に
図面チェックをしているのに、
簡単な仕事の時は舐めてかかるので、
きちんとチェックせずに失敗する。
それなら簡単な仕事でも難しい仕事でも
図面の寸法見間違えや寸法の勘違いの
ケアレスミスが原因の失敗をしないための
作業手順書を作って実践することで、
誰でも失敗を減らすことが可能になります。
その作業手順書の内容はというと
図面を見てから加工に入るまでに
加工寸法、指示なき面取り、面粗さなど
図面に記載された加工するのに必要な内容を
手順書通りに図面チェックをすることで、
ケアレスミスの失敗をしなくなる内容ですね。
この作業手順書通りに
図面チェックをして段取りをすると
ケアレスミスが原因の失敗がなくなる
作業手順ってやつです。
簡単な仕事、難しい仕事関係なく、
同じように作業手順書通りに
図面チェックする習慣をつけると、
簡単な仕事だからと甘く見て、
図面の寸法の見間違いや計算間違いなどの、
ケアレスミスによる失敗がなくなるのです。
僕自身、見習いだった頃に
ケアレスミスが原因の失敗が多く、
社長や上司に毎日ボロカスに怒られ、
クビ寸前まで追い詰められました。
失敗が出始めたころは、
「材料代がもったいないだろうが」
と言われるくらいで済んでいました。
しかし失敗が多くなるにつれ、
「お前は会社潰す気か?」
「高卒は使い物にならんな」
といった心無い言葉を言われるようになり、
精神的に辛くなってきて、
勝手に涙があふれる時もありました。
20年ほど経った今でも
鮮明に覚えているくらい辛い日々でした。
その時のストーリはこちら。
しかしそんな落ちこぼれだった僕でも
作業手順書を作って実践することで、
ケアレスミスの失敗を減らすことに成功して、
上司からも怒られなくなりました。
さらに怒られなくなっただけでなく、
失敗が減って再製作の無駄も減り、
仕事のスピードが手順書作成前よりも
3倍早くなったのです。
そして合わせて売り上げも3倍アップし、
上司や社長から仕事の信頼を得たことで、
給料も月3万円アップ、ボーナス100万円も
もらうことができたのです。
たかが加工する前に図面チェックをする
手順書を作るだけかもしれませんが、
作った僕もめっちゃびっくりするくらい、
想像以上に絶大な効果がありました。
そのくらい作業手順書は、
ケアレスミスが原因の失敗対策として、
重要になってきます。
しかし作業手順書が重要とは言っても、
どのような作業手順書を作ったらいいか
分からない方が多いと思います。
実際に当サイトのお問合せ欄から、
どのような作業手順書を作ったらいいのか?
作業手順書の内容を教えてもらえないか?
といった問い合わせを多数いただいております。
お問合せをいただくたびに、
正直公開するか非常に迷いました。
と言うのも作業手順書は
僕が旋盤を20年学んできた内容の中でも
選りすぐったものを凝縮させており、
オフラインで汎用旋盤を指導する際にも
使っている教材だからです。
だから、無料公開するか本当に悩みました。
しかしこの記事を読まれる方は、
昔の僕と同じ汎用旋盤の失敗で悩み、
失敗の対策を自身で調べようとして、
このサイトにたどりついたのだと思います。
僕も旋盤で失敗が多くて悩んでいましたので、
あなたの気持ちは痛いほどよく分かります。
そこで、自分で失敗対策を調べて
レベルアップしようとしている
あなたの力になりたいと思い、
僕が作って販売している作業手順書の一部を
無料でダウンロードできるようにしております。
無料体験版とはいえ、
あなたのお役に立てればと思い、
作業手順書の中でも重要な部分を
無料体験版として公開しています。
是非、作業手順書を実践して、
汎用旋盤の失敗を減らして
仕事のスピードアップに
繋げていただければと思います。