こんにちは、ネイトです。
普通旋盤、NC旋盤で小径の加工をする時に、
生爪でワークを掴むことが出来ないって経験ないですか?
私も高卒で汎用旋盤を使い始めた当時、
直径2mmほどのピンを加工しようとチャックで掴もうとしたら、
爪の隙間がなくて掴めずに
「掴めないから加工できない、どうしよう」となりました。
中心に爪をもっていくと隙間ができてしまい、
小径のワークを掴むのが難しくなるんですね。
![](https://senbanmania.com/wp-content/uploads/2017/10/img_2364-225x300.jpg)
このような感じで隙間ができてしまい、
小径のワークを掴むことができません。
もっと爪の先が細くなるように
フライス盤で生爪を削ってもいいのですが、
それでも5mm以下のワークなどになると
掴むのが難しくなってきます。
「爪が当たってワークが掴めない、どうしよう」と悩んでいたら
師匠が「これを使ってつかむといいよ」と教えてくれました。
それが今回紹介するコレットチャックになります。
![](https://senbanmania.com/wp-content/uploads/2017/10/img_2357-225x300.jpg)
これ、小径のワークをつかむのに超便利です。
コレット本体を1つ持っていれば、
中にコレットをワークの大きさに合わせてそろえるだけで、
小径のワークを掴むことができます。
また、コレットチャックだと
ワークの全体を掴むようになるので、
軽い力でもワークを固定できて
さらに傷が入りにいです。
生爪で掴むとワークに
3か所ほど爪の痕が付くことがあるけど、
コレットだとそのような掴み傷は激減です。
切粉も挟みにくいので、
脱着も気軽にできて神経質にならなくて済みます。
製品に傷つけてしまい
先輩や上司に怒られるといった
胃が痛くなるような心配もなくなります。
超便利なアイテムですね。
汎用旋盤で小径のワークを加工しないといけない場合に、
コレットチャックを持っておくと、
非常に使い勝手もよくて便利でオススメです。