こんにちは、ネイトです。
今回は、汎用旋盤の
刃物台にバイトを取り付ける方法を
動画で紹介します。
目次
汎用旋盤のバイトを取り付ける方法!
汎用旋盤の刃物台にバイトを取り付ける方法は、
刃物台にバイトを置いて、
ねじでバイトを固定して
取り付けるようになります。
その際に、刃物台固定レバーをクランプした状態で、
バイトを取り付けていきます。
なので刃物台固定レバーを必ずクランプした状態で
バイトを取り付けていきます。
敷板を敷くときの注意点
バイトの高さを出すために敷板を敷いて取り付ける時、
敷板が刃物台から飛び出したり、
バイトと刃物台の間に隙間ができないようにしないといけません。
敷板が刃物台から飛び出していると、
敷板がワークに干渉してワークに傷が入る可能性があります。
逆に敷板をバイトよりも内側に入れていると、
バイトを締めた時にバイトが斜めになって
高さが変わってしまう可能性があるので、
取り付けの際は注意が必要です。
刃物台のねじを締める順番と本数は?
また、刃物台のねじを締める順番ですが、
2番目のねじを最初に締めてから、
1番目のねじを締めるようにします。
1番目のねじを最初に締めると、
バイトの先が下がって高さが変わってしまう可能性があるので、
最初に2番目を締めて、1番目のねじを締めていきます。
ねじの締める本数ですが、
基本的にネジは2か所締めるだけでも十分ですが、
突き出し量の長いボーリングバーを使う場合は、
3か所締めた方がビビりが出にくくなります。
バイトを締める力は?
バイトを締める力は、
そのバイトで加工する時に発生する切削抵抗よりも
強い力で締めたので問題ありません。
僕がやっているバイトの締める力加減ですが、
荒加工する際の外径バイト、ボーリングバー、
ねじ切りバイト、ローレット、突っ切り加工は、
切削抵抗が掛かりやすい加工になるので、
強めにバイトを締める。
それ以外の仕上げ加工や細い溝入れ加工の場合は、
あまり切削抵抗がかからないので、
ガチガチに強く締めずに取り付けています。
必要以上に強く締めると
無駄な力を使って疲れてしまうので、
省エネでやるようにしています。
刃物台にバイトを取り付ける時の注意点!
動画でも言ってますが、
刃物台にバイトを取りつけた状態で回転させた時に、
手に当たって怪我をする可能性があります。
鉄やステンレスを削る
鋭い刃先が付いたバイトなので、
手なんかは簡単に切れてしまいます。
初心者の頃は特に
「刃先に手が当たると怪我をする」
ということが分からないので、
気にせずに刃物台を早く回して、
手にバイトが当たって怪我をする可能性が高いです。
なので、刃物台にバイトを取り付ける時は、
取り付けたバイトに手を当てて
怪我をしないように細心の注意を払って、
作業をしてくださいね。
まとめ
刃物台にバイトを取り付ける方法は、
まず最初に刃物台固定レバーをクランプした状態で、
バイトを取り付けていきます。
刃物台が固定されてないと
バイトを取り付ける時に動いて危険なので
必ず固定してください。
バイトを取り付ける時に敷板を敷く場合は、
敷板が刃物台からはみ出したり、中に入りすぎないように
面一にくるように敷きます。
バイトを締める力は
取り付けたバイトで加工する切削抵抗よりも
強い力で締めます。
感覚的にはなりますが、
切削抵抗が掛かる加工をするバイトなら
強めに締める。
あまり切削抵抗が掛からない加工をするバイトなら、
軽く締めたので問題ありません。
必要以上に強く締めると、
バイトを取り付け、取り外しする時に
余計な力を使って作業効率が悪くなるので、
力加減を意識してバイトを取りつけると
楽に効率よく取り付けることができます。
最後にバイトを取り付ける時の安全面ですが、
バイトが付いた状態で刃物台を回転させるときや、
取り付け、取り外しをする際に、
バイトの刃先が手に当たって怪我をする恐れがあります。
なので作業する際は、
必ず安全面に注意して作業を行ってくださいね!