こんにちは、ネイトです。
今回は汎用旋盤の
刃物台ハンドルの持ち方と回し方にについて
動画で紹介します。
目次
汎用旋盤の刃物台ハンドルの持ち方と回し方
刃物台ハンドルは基本的に固定されている状態なので、
動かすようにするには、
刃物送り台固定ネジを緩める必要があります。
なので刃物送り台固定ネジを緩めてから
刃物送り台ハンドルを動かして加工していきます。
刃物送り台ハンドルの持ち方ですが、
基本的に横送りハンドルと同じ持ち方になります。
早送りの時は
ハンドルの取っ手部分を持って動かす。
切削送りの時は両手で持って
滑らかに送るようにします。
最初は滑らかに送るのが難しいかもしれませんが、
自分が不器用だからできないと落ち込まないでください。
動画で紹介しているハンドルの回し方を練習すれば、
誰でもできるようになります。
刃物送り台ハンドルの持ち方は基本的に
早送りの時にハンドルの取っ手を持って動かす。
切削送りは両手で持って滑らかに動かす。
この2種類の持ち方と回し方になります。
刃物送り台ハンドルを使う加工は?
刃物送り台ハンドルを使う加工は
テーパー加工をするとき、
端面溝入れをするとき(デジタルのスケールがない場合)
主にこの2つで使います。
テーパー加工する時は必ず使うようになりますが、
端面溝入れを加工する時は、
縦送りハンドルで加工する人と、
刃物送り台ハンドルを持って加工する人に
分かれますね。
刃物台ハンドルを動かした後の注意点!
刃物台ハンドルを使って加工した後の注意点ですが、
必ず刃物送り台固定ネジを締めてください。
刃物送り台固定ネジを締め忘れると、
縦送りハンドルを使って動かしたり、
切削送りをしているときに、
勝手に刃物送り台が動いてしまい、
Z軸の基準が変わってしまう可能性があります。
そして基準が変わっていることに気が付かずに、
削っていってしまい、寸法公差が外れて
失敗になってしまう可能性があります。
これは初心者に多いミスですが、
経験者でもまれにやってしまう失敗になります。
なので刃物送り台を使って加工した後は、
必ず刃物送り台固定ネジを締めるように
習慣化してください。
まとめ
刃物台のハンドルを動かすには、
刃物送り台固定ネジを緩めてから
動かすようにします。
刃物送り台固定ネジが締まっている状態だと
ハンドルは動きません。
ハンドルの持ち方は、
早送りの時は取っ手部分を持って動かし、
切削送りの時は両手で持って動画のように
滑らかに回すようにします。
切削送りのハンドルの回し方は
慣れてないうちは難しいですが、
練習すると滑らかに動かせるようになるので、
1日5分でも練習してみてください。
テーパー加工など刃物送り台を使った加工が終わったら、
必ず刃物送り台固定ネジを締めて、
ハンドルが動かないようにします。
このねじを締め忘れると、
縦送りハンドルを操作した時や、
X,Z軸の切削送りをしているときに、
勝手に刃物台のハンドルが動いて
Zの基準が変わってしまいます。
そして自分が狙った寸法と違う寸法で削れてしまい、
寸法公差不良で失敗になってしまい、
上司に怒られる可能性があるので、
注意してください。