こんにちは、ネイトです。
今回は汎用旋盤の
刃物台、旋回台の操作方法を
動画で紹介します。
今回の動画を見ていただくことで、
刃物台、旋回台を操作する方法が分かり、
加工中に使い方が分からずに止まって考える時間が減り、
仕事のスピードアップにつながるようになるので、
ぜひ、日々の仕事に活用していただければと思います。
目次
動画でわかる!刃物台、旋回台の操作方法!
刃物台の操作方法
刃物台を動かす方法は、
刃物台の上にある刃物台固定レバーを反時計回りに回して、
緩めると回るようになります。
刃物台固定レバーを締める力が緩いと、
切削抵抗の強い荒加工、ローレット、ねじ切り、突っ切り加工をすると、
刃物台が動いてしまう可能性があるので、
それらの加工でも刃物台が動かないように
クランプする必要があります。
旋回台の操作方法
旋回台の操作方法は、
旋回台を固定しているねじを緩めると
動くようになります。
このねじですが、
ボルトが抜けるまで緩める必要はなく、
軽く緩めるだけで旋回台が動くようになります。
ボルトが抜けるくらい緩めると、
旋回台を固定している角ナットの位置と
ボルトの位置がずれてしまい、
旋回台を固定するのに時間がかかるように
なってしまいます。
なので必ず旋回台が動くくらい
ねじを軽く緩めるだけにしてください。
また、旋回台を固定しているねじの位置ですが、
動画で紹介している旋盤は上下4か所にあります。
しかし旋盤の種類によっては
刃物台の下に隠れている場合もあるので、
刃物送り台固定ネジを緩めて、
刃物台を動かすとねじが出てきますので、
注意してください。
刃物台、旋回台を動かすときの安全面の注意点
刃物台、旋回台を動かすときは、
刃物台にバイトが付いた状態で動かすようになります。
その際に、手にバイトが当たってしまい、
切ってしまう可能性が非常に高いです。
特に「焦って早く加工しないといけない」と思い、
早く動いて作業をしている時に、
「手にバイトが当たって知らないうちに切っていた」
ということもよくあります。
特に経験が浅い方は、
「バイトが手に当たると簡単に切れる」
ということを知らないので、
経験者と比べて雑に作業をしているのを
よく見かけます。
僕自身も過去に
「早く製品を完成させないといけない」と思い、
早く動いて加工していた際に、
バイトが手に当たって切ることがありました。
幸い、傷を縫うほど深くなく、
病院で消毒をしてもらうだけでよかったのですが、
しばらくは仕事に支障が出るくらい
手が痛くて辛かったです。
刃物台、旋回台を操作する時は
刃物台に鋭いバイトが付いた状態で
操作するようになり、
危険で怪我をしやすい作業となります。
僕が怪我をした時は、
幸いにも縫うほど深い怪我ではなかったですが、
他に刃物台で怪我をした方は、
10針縫わないといけないくらい
広い範囲で深く切った方もいました。
怪我をすると自分の体が痛いだけでなく、
給料やボーナスに査定にも悪影響が出てしまい、
ダブルで痛い思いをしてしまいます。
そのような理由から
刃物台、旋回台を操作する時は、
安全面には十分注意をして、
動かすようにしてくださいね。
まとめ
刃物台を回転させる方法は、
刃物台クランプレバーを緩めると
回転するようになり、
刃物台にバイトを取り付ける時は、
刃物台をクランプした状態で取り付けるようになります。
旋回台を動かす方法は、
旋回台を固定しているねじがあるので
そのネジを緩めると動くようになります。
旋回台を固定しているねじは緩めて抜く必要はなく、
緩めるだけで動くようになり、
抜いてしまうと旋回台の下にある角ナットに
位置を合わせるのがめんどくさいので、
注意してくださいね。
それぞれ刃物台、旋回台を操作する時は
刃先の鋭いバイトが付いた状態で操作するようになるので、
手を切らないように安全面には十分注意したうえで、
作業を行うようにしてください。