こんにちは、ネイトです。
今回はダイヤルゲージの使い方の紹介をします。
旋盤でダイヤルゲージの使いどころと言えば、
同軸や平行度の幾何公差がある場合に測定する、
四爪チャックを使うときに芯出しをする、
刃物台に当ててテーパーの角度を出す、
などなど色々な使い方をします。
特に技能検定の普通旋盤作業は、
1級、2級ともに四爪チャックを使用して
試験を行います。
四爪チャックは、
三つ爪のスクロールチャックと違って、
各4箇所の爪が1つ1つ動くので、
削る前に芯出し(ワークの中心を出す作業)を
行う必要があります。
慣れてないと芯出し作業は、
時間かかるんですよね。
慣れていたらワークを掴んだだけで、
だいたい中心に持ってこれますが、
慣れてないとワークが偏芯しまくりで、
ダイヤルゲージを当てたら
ダイヤルゲージがスタンドごと動いてしまったり・・・・・。
僕が始めて四つ爪を触った時。
材料を削ってる時間よりも、
芯出ししている時間の方が長かったのは、
いい思い出です(笑)
![](https://senbanmania.com/wp-content/uploads/2017/10/img_2439-225x300.jpg)
ダイヤルゲージは標準型、てこ式の2種類あり、
芯出しや偏心を測定する場合は、
測定範囲が広い標準型を使用。
同軸度や平行を測定する場合は、
先端が細くなっていてワークに当てやすい、
てこ式を使うことが多いです。
この動画では
ダイヤルゲージの各部名称、
標準型、てこ式の違い説明、
てこ式を使った測定の時の測定子の正しい当て方、
悪い当て方が紹介されています。
ダイヤルゲージの測定子を
正しい当て方をして測定しないと、
きちんと測定できないのでここは要チェックですね。
経験の浅い方がやってしまうミスで、
ダイヤルゲージに測定子を
ワークに正しい方向で当てずに、
正確に測定できてないミスが多くあります。
ワークに対して斜めに当ててしまうと
正確に測定できずに、
その状態で同軸などの幾何公差があるワークの加工をすると、
同軸度不良の不具合が起こります。
このミスは意外とやってしまうことが多いので、
要チェックです!!
他にもダイヤルゲージを使う時に
保持するためのスタンドについて。
ダイヤルゲージの使用例(旋盤、ボール盤での芯ブレの測定)など、
分かりやすく解説されています。
ボール盤での芯ブレ測定は、
フライス盤、マシニングセンタでリーマ加工をする時に、
リーマが芯ブレして穴が太ってしまうことの
防止にも活用できます。
リーマ穴加工をしたら太ってしまう・・・・という人は
リーマが芯ブレしている可能性があるので、
この動画を参考に芯ブレ測定を行ってみてください。