こんにちは、ネイトです。
今回はダイヤルゲージの使い方の紹介をします。
旋盤でダイヤルゲージの使いどころと言えば、
同軸や平行度の幾何公差がある場合に測定する、
四爪チャックを使うときに芯出しをする、
刃物台に当ててテーパーの角度を出す、
などなど色々な使い方をします。
特に技能検定の普通旋盤作業は、
1級、2級ともに四爪チャックを使用して
試験を行います。
四爪チャックは、
三つ爪のスクロールチャックと違って、
各4箇所の爪が1つ1つ動くので、
削る前に芯出し(ワークの中心を出す作業)を
行う必要があります。
慣れてないと芯出し作業は、
時間かかるんですよね。
慣れていたらワークを掴んだだけで、
だいたい中心に持ってこれますが、
慣れてないとワークが偏芯しまくりで、
ダイヤルゲージを当てたら
ダイヤルゲージがスタンドごと動いてしまったり・・・・・。
僕が始めて四つ爪を触った時。
材料を削ってる時間よりも、
芯出ししている時間の方が長かったのは、
いい思い出です(笑)
ダイヤルゲージは標準型、てこ式の2種類あり、
芯出しや偏心を測定する場合は、
測定範囲が広い標準型を使用。
同軸度や平行を測定する場合は、
先端が細くなっていてワークに当てやすい、
てこ式を使うことが多いです。
この動画では
ダイヤルゲージの各部名称、
標準型、てこ式の違い説明、
てこ式を使った測定の時の測定子の正しい当て方、
悪い当て方が紹介されています。
ダイヤルゲージの測定子を
正しい当て方をして測定しないと、
きちんと測定できないのでここは要チェックですね。
経験の浅い方がやってしまうミスで、
ダイヤルゲージに測定子を
ワークに正しい方向で当てずに、
正確に測定できてないミスが多くあります。
ワークに対して斜めに当ててしまうと
正確に測定できずに、
その状態で同軸などの幾何公差があるワークの加工をすると、
同軸度不良の不具合が起こります。
このミスは意外とやってしまうことが多いので、
要チェックです!!
他にもダイヤルゲージを使う時に
保持するためのスタンドについて。
ダイヤルゲージの使用例(旋盤、ボール盤での芯ブレの測定)など、
分かりやすく解説されています。
ボール盤での芯ブレ測定は、
フライス盤、マシニングセンタでリーマ加工をする時に、
リーマが芯ブレして穴が太ってしまうことの
防止にも活用できます。
リーマ穴加工をしたら太ってしまう・・・・という人は
リーマが芯ブレしている可能性があるので、
この動画を参考に芯ブレ測定を行ってみてください。