こんにちは、ネイトです。
今回は生爪を無駄なく削る方法を紹介します。
生爪を成型するたびに、
少しづつ削れていきますが、
1回の削る量が多ければ生爪の寿命は短くなり、
削る量が少なければ寿命は長くなります。
生爪の寿命が短くなると、
生爪の買い換え頻度が早くなり、
購入費用が掛かってしまいます。
さらに削る量が多くなると
チップの寿命も短くなり、
チップ代もかかりますね。
ほんと生爪成型の時に、
多く削るといいことないんですよ。
しかし、ちょっとした工夫で
生爪を削る量を減らすことができ、
成形時間の短縮して生爪寿命を
長くすることができるんです!
目次
生爪成型用リングとは?
生爪を成型する際に
チャックで掴むためのリングになります。
生爪成型の時にボーリングバーに干渉しなければ、
リングでなくても、シャフトなどでの丸材で代用可能です。
成形用リングを細かく作っておこう
私はこの生爪成型用リングを
自作して作っていますが、
以前は1mm単位でリングを自作して、
生爪成型の際に使っていました。
(39mm、40mm、41mmといった感じ)
しかし、1mm単位で作って使っていると、
生爪成型の時に爪を削り過ぎると
感じる時が多々ありました。
(例)生爪を直径150mmに成形したい場合。
40mmの成型リングを中心に掴んだら、
削る前の爪の径が149,2mmになってしまい
0,8mm削らないといけない。
断続切削で0,8mm削るのは
チップも持ちも良くなく、
面倒くさいですよね。
そこで41mmの成型リングに変えたら
削る前の爪の径が150,2mmになるので、
150mmより大きくて削ることが出来ない。
なので成型リングは
40mmを使用しないといけないですね。
40mmのリングを使うと
生爪を1mm近く削ることになり、
生爪切削時間も長くなり削っている最中に
チップが摩耗しやすくなります。
もしチップが摩耗した場合は、
生爪を削っている途中に
チップを交換する為に
機械を止めるようになります。
正直あまり作業効率が良いとは
言えませんでした。
そこで生爪成型用リングを
0,5mm単位で寸法を刻んで、
作る事にしました。
そうすることで、(例)の場合に40,5mmの成型リングを掴んだら、
爪の径が149,7mmになります。
150mmにするには
40mmのリングを掴んだ時よりも
削り代を少なくすることができ、
生爪の削る量、成形時間の短縮することに
成功しました。
成形リングを作る時間はかかりましたが
(といっても1個数分ですが)、
生爪成型時間を短縮することができ、
これから先何度も使用することがあるので、
成形リングを作る時間の元は取ることができます。
成形リングを作るのはめんどくさいですが、
最初に時間を投資をすることで
生爪成型の時間の短縮、生爪の寿命の向上することができ、
成型リングを作った時間は、
十分回収できました。
ちょっとした工夫で、
段取り時間短縮につながる生爪成形リング。
簡単に作れて超便利なので
是非作って生爪を削る時間を
短縮してみてください。