こんにちは、ネイトです。
今回は汎用旋盤の
主軸回転数を変える方法を
動画で紹介します。
目次
汎用旋盤の主軸回転数を変える方法
汎用旋盤の主軸の回転数を変える時は
必ずチャックの回転が停止した状態で
ハンドルをクルクルと回して
回転数のギアを変えていきます。
今回紹介している機械は、
ハンドルを回して変えるタイプの旋盤ですが
レバーになっている旋盤もあります。
もし回転している状態でギアを変えようとすると、
ギアの刃先が欠けてしまって、「ガタガタ」と音がするようになったり、
最悪の場合壊れてしまう可能性があります。
なので、回転数を変える時は、
必ず主軸が停止した状態で、
回転数を変えないといけません。
回転数のギアが入らない場合は
回転数を変えようとしても、
ギアがうまく入らずにハンドルが回らない場合があります。
その際は慌てずに、
チャックを手で少し動かしてやると、
ギアがきちんと入るようになります。
チャックが重たくて動かしにくい場合は、
ニュートラルにギアを入れた状態だと
軽い力でも手でチャックを動かすことができます!
ハイとローの切り替え方
動画で写っている回転数の表示の上部分に
【H】と【L】があります。
これは左がハイギアで早い回転、
右がローギアで遅い回転ということになります。
回転数の表示が585と70の表示の場合、
上のハイとローギアの切り替えレバーが左に入っていると、
585rpmで回転して、
右に入っていると70rpmで回転します。
そして真ん中がニュートラルになり、
主軸回転レバーを動かしても
回転しない状態になります。
もしニュートラル状態で回転させてしまった時、
回転しないのでそのままギアを入れてしまいがちですが、
回転してなくても内部ではギアは回っている状態になります。
そのままブレーキを踏んで停止させずにギアを入れようとすると
主軸が回転している状態でギアを入れるのと同じ状態になり、
ギアが欠けて壊れてしまう可能性が高くなります。
初心者がよくやりがちなのですが、
間違ってニュートラルで回転させてしまった場合、
必ずブレーキを踏んで回転を停止させた状態で、
ギアを入れるようにしてください。
まとめ
汎用旋盤の回転数の変え方は、
必ず主軸が停止した状態で行います。
主軸が回転してる状態で回転数を変えようとすると
ギアが欠けて旋盤が壊れてしまう可能性が高いので
絶対にやらないようにしてください。
回転数の変え方は
ハンドルをクルクルと回して変えていきます。
もしギアがスムーズに切り替わらない時は、
手でチャックを少し動かすと
ギアが入りやすくなります。
機械を壊しやすいミスとして多いのが、
ニュートラルに入れた状態で回転させてるも回転しないので、
そのままの状態でギアを入れ替えようとして
ギアが欠けてしまうということが多いですね。
特に焦って作業をするときにやりがちなミスなので、
もしニュートラル状態で回転させてしまっても
落ち着いてブレーキを踏んで回転を止めてから
ギアを入れるようにしてください。