こんにちは、ネイトです。
今回はグラインダーでドリルを研ぐ方法の紹介です。
汎用旋盤では穴加工に使用するドリル。
使わない日はないと言うくらい
使用頻度が高いドリルですが、
使っていくうちに刃先が切れなくなって
再研磨しないといけなくなります。
ドリル研磨機があれば簡単に研げますが、
13キリまでしか研げないサイズの研磨機しかなかったり、
ドリル研磨機を置いてない会社もあるので、
グラインダーで研げるようにしておくと安心です。
目次
ドリルが切れなくなるとどうなる?
ドリルが切れなくなると、
穴が曲がったり、
穴の径が大きくなったり、
穴の仕上がり面が汚くなったり、
ドリルが折れてしまったり、
などなど、色々な問題が発生します。
。
ドリルを手動で研ぐ方法
ドリル研磨機を使って研ぐと
初心者でも早くてきれいに砥ぐことが出来るのですが、
ドリル研磨機が高いという理由で
置いてない会社も意外と多くあり、
その場合だとグラインダーを使って
自分で研がないといけません。
その時、ドリルが切れる仕組みを理解せずに研いでいくと、
全く切れずに入口で止まってしまったり、
熱を持ってしまったり、
焼き付いてしまったりと
さまざまな問題が発生します。
そうならないためにも、
ドリル研磨機がない場合でも
グラインダーでドリルを砥げるように
なっておく必要があります。
この動画では
グラインダーを使ったドリルの砥ぎ方が
紹介されています。
どのように砥いでいけばいいか?
注意点などの解説もあり、
とても分かりやすいですね。
僕が見習いだったころは
ドリルが切れる仕組みを理解する為に、
1日100本ほどグラインダーで
ドリルをひたすら研いでいた日もありました(笑)
まずはドリルの刃先を付けて、
そこから逃がしの部分を作っていき、
最後にはチゼルの部分を作っていく、
といった感じでひたすら研いでいました。
そのおかげでドリルが切れる仕組み、
どの部分をどう砥いだらよく切れるようになるのか?
ステンレス、アルミに向いた刃先の角度の付け方、
などなど、そのような事に加えて、
大小さまざまなドリルを砥ぐことが
出来るようになりました。
なにも考えずにドリルを砥ぐのではなく、
ドリルが切れるようにするには、
「なぜこのように砥がないといけないのか?」
といった事を理解しながら研いでいくと、
上手に研ぐことができるようになります。
最初はなかなかうまく研ぐのは難しいですが、
研いでみて実際に使って切れ味を確認する
というのを繰り返しやっていくことで、
少しずつドリルを研ぐのが上手になっていきます。
繰り返し練習することで、
少しずつ上達していきますので、
1回やってうまくいかないからといって、
すぐにあきらめずに頑張って練習してください。